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主要テレビ局の地震・津波警報速報の違いを比較(東京) [ニュース]

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地震は、いつ起こるかわかりません。そこで、訓練などをして被害を抑えるように備えているわけですが、実際に地震が起きたときに情報を得るテレビの存在は大きいと思います。今朝、東北地方で地震が起き、約2年ぶり津波警報が発せられました。東京にある主要テレビ局で、この地震や津波をどう伝えたかをビデオサーバーを使って比較検証してみました。


1.NHK

やはり、緊急放送としては、もっともクオリティが高い。
6時の番組が始まると同時に緊急地震速報が入る。
すぐに地震対応の番組に切り替わる。
アナウンサーも、きちんと訓練されていることがわかる。
1分後には、震度の情報。2分後には、津波警報が出る。
すぐに「いますぐ逃げてください」という大きめの口調での警戒を呼びかける形に。
画面も見やすい。
真ん中には、赤で「すぐにげて!」と大きな字幕が出て、緊急性が伝わってくる。
 
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2.日テレ

ニュースの途中で緊急地震速報、すぐにその旨を伝える。
東京の揺れを伝えるところは、揺れの大きさが一番よくわかった。(スタジオの照明が一番揺れていた。)
ただ、この後、津波の情報に注意してくださいとは言いはじめるが、津波情報は、非常に遅れた。なかなか内容が更新されない。画面の表示からも、かなり混乱していることがわかる。
津波警報の情報が遅れて出るも数字は出てこない。ただちに避難のメッセージはアナウンサーの判断だろうか。到達予想時刻も、もっともはやいところで午前6時30分と言っている。
文字で表示された到達予想時刻も一番早いものが6:30分となっている。
 
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3.TBS

気象情報中に緊急地震速報。すぐに男性アナウンサーに変わる。新宿駅の映像で揺れを見せる。
新しいスタジオはめんしん構造であまり揺れないよう。
震度の情報の途中で津波情報。
字幕のみで「ただちに避難」、アナウンサーもそれを読み上げる。津波警報の情報も字幕をベースに出てくる。
画面はシンプルだが福島の3mだけが赤で、それはそれでわかりやすい。
 
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4.フジテレビ

ニュースの途中で緊急地震速報。こちらは速報は自動化されているのか、いろいろな警報音が出てにぎやか。
スタジオの揺れを見せる。
震度情報が字幕で。それをアナウンサーが読みあげる。
津波警報も早い。シンプルな画面でスピード重視がうかがわれる。それでも赤で警報が出ていることはわかる。
 
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5.テレビ朝日

新聞記事の紹介中に緊急地震速報。アナウンサーに切り替わる。社内の様子を見せている。スタジオの揺れも。
震度情報は、すぐに出る。
津波警報もすぐに報道。ただ、到達予想時刻は、警報も注意報も同じような書き方なので、警報の重大さが伝わってこない。
 
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6.テレビ東京

天気予報中に緊急地震速報。天気予報から、アナウンサーに切り替わり速報の内容を伝える。スタジオの揺れも。そのまま、スタジオが揺れながらも、新聞記事紹介に。揺れながらも、そのままおさえながら進行していく様子は、少し違和感を感じた。
その後、津波情報がテロップで出される。津波警報が出たことはアナウンサーがテロップで読んで伝えている。ただ、高さ、到達時間の予想は、テロップで「津波情報 福島県 直ちに津波来週と予測 3m」と出るが、その情報は伝えられないまま「いったんコマーシャル」とCMに入る。


実際に見くらべててみると、それぞれのテレビ局で、かなり伝え方が違っていて、受ける印象が違っていました。こういった情報は、どう伝わるかで人の命にかかわることなどで、このような緊急事態への対応も、それぞれのテレビ局で、しっかりと前もって計画してやってほしい。特に日テレの津波情報が混乱していたのは気になりました。また、火のしまつについて、フジは揺れがおさまってから、テレビ東京は、火のもとを確認してくださいと少し違っているのも気になります。
 
◆参考動画◆
 
左上:NHK 右上:日テレ
左下:TBS 右下:フジテレビ
 
左上:NHK 右上:フジテレビ
左下:テレビ朝日 右下:テレビ東京 
 
 

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