グーグルフォトの凄いところを３つ挙げて見る

グーグルフォトが凄すぎます。

先日、グーグルから発表になったグーグルフォト。

もともとグーグルプラス用にあったものを大きく進化させた感じ。

面白そうだったので、使ってみたら、これはもう凄い･･･

さすがグーグルというか、もう写真管理アプリの概念が根底から変わってしまいます。

いくつか大きな特徴があるのですが、ひとつの特徴は、なんといっても容量無制限。

といっても写真のサイズが16メガを超える場合は、１６メガに縮小して保存され、

動画の場合も1080ピクセルを上回る場合は1080ピクセルに縮小されます。

また、それ以下のサイズでも圧縮はされるようですが、そうはいっても普段、

スマホやパソコンで普通に利用するには、ぜんぜん問題ないサイズ。

これが、容量無制限クラウドストレージとして使えるというのは、やっぱり画期的だと思います。

このブログでも、時々書いていますが、スマホを使うようになって大量の写真や動画を撮影するようになり、それをどう保存していくかは、非常に大きな課題です。

特に、動画は、容量を食うので、これまでは、外付けのハードディスクとクラウドストレージを組み合わせて、工夫しならが、いろいろとやっていました。

試行錯誤の末、今のところ、大事なデータだけは、外付けのハードディスク３台に保存、後は、２か所の有料クラウドストレージ、年５０００円くらいで転送速度は遅いながらも容量無制限のポゴプラグ、年１万くらいで１テラのクラウドストレージ（容量無制限になる予定）とオフィスが使えるマイクロソフトのワンドライブにデータを入れていました。

それが、今回、無料で容量無制限の映像と写真のクラウドストレージです。

とりあえずポゴプラグは、いらなくなりそうな予感。マイクロソフトはウィンドウズとの連携が良いので、もう少し考えてしまいますが、こちらも、ひょっとしたらいらなくなるかも･･･というくらいの大きな出来事です。

そして、無料の容量無制限クラウドストレージが使えますよ～というだけじゃないところがグーグルフォトの凄いところ。

大容量のクラウドストレージで困っていたのが、過去のデータをどうやって探すか。

もちろんある程度の検索や、後で困らないようにフォルダーにわけたりはしているのですが、フォルダーに分けていない、ちょっと昔の写真が必要になったりしたときなど、ずーと写真をさかのぼって探しに行かなければならなかったのです。ネットワーク経由なので表示にも時間がかかるし･･･ゆっくりサムネイルが表示されるのを、ただひたすらめくっていくという作業を、これまで何回やったことか。

後で使いそうなデータは、フォルダーに分けるなどしていても、後になって、大事になるデータが出てくるのがアーカイブの常。この問題の解決策はないのではないかとすら思っていたのですが、さすがグーグル。

スマホやタブレットで、写真や映像が無尽蔵に増え、その大量のデータがクラウドにあがるという前提で、それをどうやって見たり、探したりするかまで含めて設計されています。これは、これまでのクラウドストレージには、なかった発想。

まず、グーグルフォトで写真を表示すると、普通に最新の写真のサムネイルが表示されるのですが、そのままスマホの画面でピンチインすれば、サムネイルが小さくなり、整理された過去のデータまで見渡せるようになります。また、必要な場所で、ピンチアウトすれば、サムネイルが大きくなり、詳しく見ることもできる。これなら何年も前のデータでも、探しやすくなりました。

▼このサイズで、一気に過去まで


▼大きくしていくと


▼愛知万博の写真に簡単にたどり着けます！

また、人物や場所、食べ物などなど、写っているものによって勝手に整理してくれるのです。画像認識すごいですね。これがグーグル内のビッグデータとつながるので、自分でタグをつけなくても、名前や名称で検索ができるようになってくるらしいです。

もちろん動画も、簡単に再生できます。この手軽さ、そしてパソコンではなくスマホを中心に考えられたインターフェースが、さすがグーグルだと思います。

これ、早くアップルウォッチ対応にならないかな。インターフェースとしては、そのまま持って行けそうなんですよね。腕時計で過去のすべての写真や動画が自由自在に見たり、探せたり出来るって楽しそう。

あまりの凄さに、とりあえず、過去の写真を動画を含めて２０００枚くらいつっこんでみたのですが、まったく問題なく動作します。

それどころか、もうひとつの売り、アシスタントがよけい凄くなる始末。アシスタントは、グーグルフォトに入っている写真や動画からグーグルが編集して、動画や合成写真、写真集などを付くって見せてくれるのですが、これがまた凄い。過去の旅行の写真や動画は、結局、撮りっぱなしで、そのまま保存しているのですが、その中から編集された映像などを見せてくれるのです。これがなかなか良くて、ビックリします。自分で編集するよりいいですねぇ。そして、その編集された作品を簡単に共有もできる。恐るべしグーグル。

グーグルフォトは、クラウドでの写真管理の概念を変えてしまうくらい凄いアプリだと思います。

もちろんグーグルは、このビッグデータを使って商売をしているので、情報をどこまでグーグルに預けるのを許すのかという問題も指摘されています。

グーグルは新しいサービスを展開するたびに、その話は出てくるのですが、今では、多くの人がGメールを使い、アンドロイドOSを使い、グーグルのアカウントでログインして利用しています。そして、それほど困っていないというか、その恩恵のほうを感じてしまっているという事実。

そして、LINEであったように自分で情報は守っていても、やりとりしている相手からの情報で、ビッグデータにどんどんデータが流れていく現在。

その境をどこにおくのかは、けっこう難しい問題だし、個人だけでは解決しない問題だなぁとあらためて考えながらも、あまりにも便利なグーグルフォトの可能性にビッグデータの功罪を考えながらも、使ってしまうだろうなぁ･･･と。

まあ、その辺は、ローカルファイルとクラウドに持っていくファイルをどう切り分けるかで工夫するとして、今使っているクラウドストレージ上の写真や動画ファイルを、簡単にグーグルフォトに持ってくには、どうすればいいかな、と、そっちが気になっています。

タグ：グーグル グーグルフォト 容量無制限 クラウドストレージ スマホ アーカイブ ビッグデータ