インターネットに、わざわざ壁を作る

最近、これまでのようにインターネット上で、情報へのアクセスの壁を限りなく小さくすることによって、情報の拡散力を強めたのとは、別の道があるように思えてきます。

つまり、インターネットでも、適切な壁をもうけることによって、情報へたどり着くまでのたいへんさが、その情報の価値を高めるということがあるのかもしれない。

例えば、QRコードを使う。

もちろん誰かがURLをコピーして、それをばらまけば、クリック式でアクセスできるようになるのですが、最初に、ＱＲコードという壁を越えてきた人は、その壁を越えたことによって、その情報をより理解し、その情報を広めようとするモチベーションが上がるという現象が起きる可能性を示唆していると思います。

特に、ITの教育への活用において、このことは、大きな意味を持つかもしれません。