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過去問のやり方 [先生の仕事]

大学の受験対策で、もっとも重要で効果的なものが過去問対策です。模試は、あくまでも「模」。模試の合格判定を上げるより、志望校の過去問の点数を上げる方が合格に近づきます。本来は、受験の1年くらい前から定期的に過去問を解いていくと、自分のレベルが、どのくらいかがわかりやすいです。また、過去問は、解けば解くほど合格確率が飛躍的に上がるといわれています。第一志望の過去問は、20年分以上は解くようにしましょう。


まず、5年前くらいの過去問を1年分やってみましょう。(それより近い過去問は、より現在の傾向に近いので、最後にやります。)ブックオフやメルカリで安く手に入るので、早めにそろえておきましょう。1年くらい前の時点では、まったく歯が立たないと思いますが、自分が狙っている学校の入試問題のレベル感や出題傾向に触れておくことは、これからの受験勉強のやり方を考えていく上で大切です。


また、過去問は、やり方があります。可能でしたら、次のシミュレーション方式でやってください。過去問は、他のどんな模試や参考書よりも、実際の入試問題に近いものです。やるときは、きちんとやることで、より効果がでます。


まずは、過去問をやる日を前もって決めてください。そして、その日になったら実際の入試の時間割と同じ時間でやってください。それによって時間配分、疲れ具合なども、ある程度、シミュレーションできます。


(例)同志社大学の入試時間割 一覧 2020年度入試版

【全学部日程(文系)】【学部個別日程(文系)】

第1時限:英語 10:00~11:40[100分]

第2時限:国語 12:50~14:05[75分]

第3時限:選択科目 14:50~16:05[75分]


実際の入試が近づいたら、前日の夕食、寝る時間、朝起きる時間、朝食、服装、移動時間、昼食まで、すべてシミュレーションします。


続いて答え合わせをする前に、もう一度、時間をかけて解いてみてください。また、ここで出した解答は、初回の解答とはわけてください。その日にやってもかまいませんし、別の日でもかまいません。


そこまで終わってから、答え合わせをします。それで、初回の現時点での実力、2回目の時間をかけたらできる問題がわかります。この2回目でできた問題を最初に攻略する方法を考えていくのが、得点アップしやすいところとなります。次に、あと少し頑張れば攻略できる問題の対策をします。また、凡ミスが、ある場合は、その対策もしてください。ちなみに大学入試は、100点を目指す定期テストとは違います。合格最低点を安定して超えるようにできることを意識しましょう。合格最低点が発表されている場合は、その点数を、されていないばあいは、一般的には6割5分から7割が合格最低定点といわれています。


最初は、まったく歯が立たなくて、びっくりするかもしれませんが、この過去問の得点をどう上げていくかが、受験勉強の道しるべとなるので、ぜひ、きちんと記録をとりながら過去問をやっていくと良いと思います。

タグ:過去問
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