◇若い世代のインターネットの使い方は、意外と受け身? [IT全般]
実は、若い世代は、インターネットの使い方に関しては、『受け身的』なのかもしれない。
インターネットの使い方としては、激しい部分があるのは確かだが、
実際は、現実の代替としてインターネットを使う傾向が強いように感じる。
例えば、LINEやフェイスブックなどは、おしゃべりの延長になってきている。
YouTubeなどはテレビの代替だし、本は、電子書籍。
実は、意外と保守的なのかもしれない。
新しいルールを作っていく、とか、積極的に新しい人とコラボレーションやコミュニケーションをしていく、
つまり、インターネットを使い、インターネットの特性を、うまく利用して、QOLを上げるように使っていこうという意識が、それほど強くないように思う。
それこそ、我々の世代のようにリアルのみの世界から新しくインターネットという世界が入ってきた世代は、インターネットという世界を使って、リアルを良くしようという意識が強くあるように思う。
そもそも、なかった世界だから、その特性に注目するのは、当たり前かもしれない。
そして、もっと上の世代は、それを理解できずに毛嫌いをしていたのかもしれない。
もっと下の世代、生まれたときから当たり前にインターネットがある世代は、確かにリアルとバーチャルの区別をしないという傾向があった。
だから、リアルもバーチャルも彼らにとっては、等価なので、あくまでもツールの一つとして、その利用をしているのではないだろうか。
インターネットという特性を特に意識することもないし、教えられることもない。
もともとあったものだから。
リアルとバーチャルの関係のベースが、そもそも違うので、どちらが正しいということはないのかもしれないし、インターネットが後から入ってきた世代のほうが、今後のことを考えると特殊なのかもしれないが、あきらかにバーチャルに対する感覚の違いを感じる。
今、子どもの中でのインターネットの使い方が大きな問題になっているが、そもそもの感覚が違っているので、特に今の大人の世代は、その部分を考慮した子ども達との接し方をしないと、ぜんぜん効果のないことになってしまうかもしれない。
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