ウェアラブルのカメラ問題&コミュニケーション問題 [IT全般]
最近、腕時計型のウェアラブル端末としてギャラクシーギア、メガネ型のウェアラブル端末として、エプソンのMOVERIO BT-200などを実際の生活の中で使うようになってきました。
以前のようなウェアラブルの実験から比べると、さすがにワンランク上がってきたことを実感します。
もう少しで、多くの人が使えるレベルまでいきそうです。
ただ、ウェアラブルに関しては、ハードウェアの進歩も重要ですが、それにも増して、ソフトウエアの部分が重要になってくると感じるようになってきました。
最近のウェアラブルの現在の方向性としては、わりと健康系が注目を集めています。
やっぱり健康は、より多くの人にとって、関心のあることですから。
でも、それって、実は、今あるような、腕輪型のセンサー付きの端末を使ってデータを収集し、後は、スマホやパソコンで見られれば済むことが多いんですね。
やっぱり、腕時計型やメガネ型となると、もっと違うところに面白さがあるように思います。
今、実際に使ってみて思うのは、コミュニケーションとカメラです。
ギャラクシーギアでは、LINEができるのですが、腕時計にメッセージが来て腕時計がブルブルし、それに対してタンタンと2回画面をタップするだけでスタンプでの返事ができるというのは、スマホにはない感覚です。
これが答えというわけではありませんが、腕時計やメガネならではのコミュニケーションというのが出てくるように思います。
ただ、使い方を気をつけないと、コミュニケーションに没頭して、本来のことができなくなるという本末転倒になる可能性もあります。
そして、もうひとつがカメラ。
腕時計やメガネで簡単に撮影できるというのは、これまでにない感覚です。
外を歩いていて、ちょっとしたメモ感覚でパチリ、会議中に大事なところを動画で記録など、カメラの使い方が大幅に広がります。
実は、これが一番、ウェアラブルでワクワクする機能だとも思っています。
ただ、この機能は、一長一短があって、隠し撮りなどの悪い使い方もできてしまいます。また、顔認証など、プライバシーの観点から、どこまで許されるのかという問題もあります。
やっぱり、とんがった機能というのは、非常に面白い反面、問題も抱えているんですね。
これらを、どのようにして、せっっかくの機能を生かしながら、問題のないレベルの落としどころを見つけるかというのは、ウェアラブルの普及に伴って社会全体で考えなければならないことになっていくのだと思います。
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